昔は叱ってくれる怖い父親がいた

男女平等という言い方をしますが、お互いできることには違いがあります。
子育てにおいても、常に同じことができればいいのですが、そうはいかない現実があるはずです。

子供を叱るという行動を考えたとき、昔は怖い父親がどこにもいたでしょう。
父親に怒られたくないからこそ、守ることは守っていかなければいけなかった、そんな関係性もありました。
その中で、どんなことをしてはいけないのか、さまざまなルールを身につけていったものです。

近所の怖いおじさんというのも、ルールを教えてくれる存在でした。
ですが、最近では怖い父親など、親身になって怒ってくれる存在が稀有になってしまったことは事実でしょう。
そのため、この叱るということを考えていかなければいけないような時代となったのです。

コミュニケーションの一環として

パパが叱るということは、ママの行動に合わせた行為になることを忘れてはいけません。
ママの代わりに叱るのではなく、ある意味では怖い父親ということも演じなければいけないのです。

そこには、働く父親という背中があります。
子供は親の背中を見て育つとも言われますが、外で働き家庭を守る父親に、悪いことをしたら叱られたというのは、家族のコミュニケーションなのです。

こうしたコミュニケーションを通じて、子供たちは親という存在を知り、父親と母親という役割を理解していきます。
一方的に怒られるのではなく、いったいなぜ怒られているのかということを知り、理解を深めていくのです。
これも子供たちの成長だといえるでしょう。

真剣に叱るということ

コミュニケーションをとるために叱るのですから、子供を否定するような方法はいけません。
否定形で話をしても、その先には何も生まれてはこないのです。
子供たちの心の中には、抑圧された感情だけが残ってしまいます。
癇癪持ちになってしまうのも、こうしたコミュニケーションが取れていないからです。

叱るときには、真剣に話をすることも重要になるでしょう。
なぜ叱られているのか、はっきりと認識するためには、真剣に伝えなければいけません。
それも時間を取って、ゆっくりとはっきり感情を強めず伝えることが必要です。

お互いのコミュニケーションなのですから、威圧的に振る舞い押さえつけてもいけません。
なぜ怒られ、困っているのかということを、子供が理解できないようでは叱る意味もないのです。

パパが子供を叱るときには、叱っているパパもつらいということをわかってもらうことが効率のいいしかり方となるでしょう。
叱るならしっかりと叱る、はっきりとダメなことを伝えるというコミュニケーションを通じて、子供を成長させてあげるのも、親の務めなのです。