フィンランドで行われている子育て

子育てというものは、環境が変われば、方法も変わります。
どこの国でも共通というわけではありませんが、パパが子育てに協力的な国であるフィンランドからは、いろいろなことが学び取れるでしょう。

パパの中には、子育てに興味はあるものの、どうしたらいいのかわからない人もたくさんいます。
そのきっかけにするためにも、フィンランドではどういったことが行われているのかを見てみるといいでしょう。

イクメンという言葉はない

日本では、イクメンなどという言葉がもてはやされますが、フィンランドにはそもそも存在しません。
これはなぜかといえば、一緒に子育てをしていくことが当然なのであり、改めて言葉を作る必要などないからです。
日本の悪い癖でもありますが、こうしたキャッチフレーズをつけなければ行動できないという心理があるでしょう。

フィンランドでは、参加するという表現もありません。
どちらかがするものではなく、一緒に子育てしていくのが当然だからなのです。

背景には、フィンランドの男女格差の少なさがあることは間違いありません。
日本では、男女の役割を明確に分けようとしますが、フィンランドにはそうした風潮もないのです。

そのため、女性が男性に対して男らしさということも求めません。
自然にお互いができることをしているだけなのだといえるでしょう。

社会的システムが違うけれど

フィンランドの場合、父親が育児休暇を取得する率は80%もあるといわれています。
日本では2%ですので、この差はかなりのものとなるでしょう。
ですが、日本の父親も70%近くは育児休暇をとって一緒に過ごしてあげたいと考えているのです。

ただし、現実ということを考えると、女性との収入格差は依然として大きく、簡単に育児休暇をとっていくことができません。
システム的に行われている企業も少なく、育児休暇をとったりすれば、企業内に帰る場所もなくなってしまうという危機感もあるのです。

フィンランドでは、基本的に残業という概念が薄いため、子供たちと過ごす時間を多く取れるということもあるでしょう。
お金よりも家族の時間という考え方も北欧にはあるのです。

こういったシステムを、いきなり日本に当てはめるのは不可能でしょう。
徐々に変えていきたいと願っても、そうは簡単に変わりません。
ですが、女性に対しての理解を高め、一緒に協力して子育てをしていくことは、今の状況でも十分可能です。
男性としても、積極的に育児を考え、お互いの負担を減らしていくことができれば、きっとイクメンというような言葉も消え、自然と子育てができるようになっていくでしょう。